有名病院 この診療科のイチ押し治療

【周産期医療】聖母病院・産婦人科(東京都新宿区)

聖母病院・産婦人科の樋口泰彦部長(左)/(C)日刊ゲンダイ

「大きな病院では、担当医が入れ替わったり、複数の医師が担当することが多いのですが、当科では妊婦さんに安心してもらえるように“完全主治医制”にしています。これだけ多くの分娩数がある病院としては珍しいと思います」

 助産師の数が多く「周産期クラス」(予約制で有料)が充実しているのも人気の理由だ。妊娠の前期では、妊娠中の食事や生活、異常の見方と対応、母乳、体操などを学ぶ。後期では、お産の準備と経過について指導してくれる。退院後のベビーマッサージ、産後体操クラスなども用意されている。

「助産師外来では、健診と保健指導をします。第1子や前回のお産で他院で苦労した妊婦さんなどは不安が強いので、保健指導では30分の時間を取り、2人の助産師がついて質問や相談に応じ、アドバイスをしています。最近は『産後うつ』になる方も多いので、助産師は退院後の訪問サポートも行っています」

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