知らなきゃ損!

発症リスク予測で知る 自分が心筋梗塞、脳梗塞になる確率

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 年齢や性別、健康診断のデータを入力するだけで、将来、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが予測できるチェックシステムが発表された。

 国立がん研究センターと藤田保健衛生大学の八谷寛教授らのグループが開発したもので、誰でもインターネット上で簡単に行える。研究グループは「リスクを把握して発症予防に役立ててほしい」と話している。

 同研究グループは、健康診断のデータが揃っている1万5672人を平均16年間追跡調査し、心筋梗塞になった192人と、脳梗塞になった552人の健康診断データを解析。年齢、性別、血圧、コレステロール値、喫煙の有無、降圧剤服用の有無、糖尿病治療の有無などの項目を入力するだけで、10年以内に心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクを予測できるシステムを開発した。その有用性についても、1万人を超える人を対象に検証して確認されたという。

 改めて自分の生活習慣を見直す意味でも役に立つ。「循環器疾患リスクチェック」(http://admin.nikkan-gendai.com/admin/articles/add)で予測できる。