3カ月で10キロやせるランチ術

痩せたいなら…うどん屋さんで「素うどん」を選ばない

「うどん・そば+α」のメニューを選ぶ
「うどん・そば+α」のメニューを選ぶ(C)日刊ゲンダイ

 暑くなり恋しくなるのがうどんやそば。「低カロリーだから」と、釜揚げうどんやざるそばなど「うどんだけ」「そばだけ」のメニューを選ぶ方もいるでしょうが、やせたいならNGです。なぜなら、“炭水化物オンリー”だからです。

「カロリーを減らしてダイエット」という考えは古い。重要なのは「どういう栄養素を取るか」。これが、健康を保ちつつやせ、リバウンドを回避するポイントです。

「うどん・そば+α」のメニューを選びましょう。基本は、タンパク質源になる卵、油揚げ、お肉がそれぞれ取れる「月見」「きつね」「牛肉ぶっかけ」など。

 ここに、さらにトッピングするのが、理想的なうどんやそばの食べ方です。コレステロールが気になる方は「ワカメ」、胃腸の調子が悪い、最近疲れやすいという方は「大根おろし」「とろろ」を追加してください。大根おろしやとろろ(長芋)は消化を促す作用があります。

 男性に人気の天ぷらは、揚げ物ですから積極的にはお勧めしません。ただ、「うどんだけ」「そばだけ」よりはマシ。タンパク質補給になる「エビ天」「イカ天」「チクワ天」が望ましいといえます。

「季節のかき揚げ」はビタミンもとれて良いですが、油の吸収率は天ぷらの中でトップクラス。ダイエット中なら、先に挙げた天ぷらか、「カボチャ天」「サツマイモ天」の方が、油の吸収率が少ないのでこちらにしましょう。

 ちなみに、「天かす」は油の塊と考えてください。大さじ3杯で約100キロカロリーもあります。無料だからとスプーンに山盛り何杯も入れている方は、「太ります!」と宣言しているようなもの。「天かすは入れない」のが、賢いサラリーマンの成功するダイエット法です。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。