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【顔面けいれん・三叉神経痛】厚生中央病院・脳神経外科(東京都目黒区)

厚生中央病院・脳神経外科の田草川豊部長(提供写真)

■完治率90%以上の微小血管減圧術の第一人者が在籍

「三叉神経痛では、痛みで話せない、食事ができなくて1カ月で7キロもやせる人がいます。顔面けいれんでは、不自然な顔の動きのために仕事に支障が出たり、精神的な苦痛を伴います。患者さんが根治を望み、重い合併症がなければ手術を検討します」

 田草川部長は、個人で通算4400例以上の微小血管減圧術の経験数をもつ。国内で同手術を多く実施している脳外科医でも1000例に満たないので、断トツの実績だ。

 手術は、耳の後方の後頭部に500円玉くらいの穴を開け、神経に触れている血管を移動してしっかり固定する。これには非常に高度な技術が必要になるという。所要時間は3時間ほどだ。

「手術の効果は、三叉神経痛ではほとんどの人が翌日には治っています。顔面けいれんは早く治る人は全体の40%で、残りは症状が取れるまで3カ月から1年くらいかかります」

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