知らなきゃ損!

息苦しさ感じ…「スマホ巻き肩」が肺年齢を押し上げる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 スマホを使用し始めて感じた体調不良の約半数は肩凝りや首凝り――。20~50代の男女300人を対象にした「ピップ」のインターネット調査で分かった。肩凝り・首凝りを「息苦しい」と感じたことがある人も4割に上った。

 呼吸器専門医の池袋大谷クリニック・大谷義夫院長は、普通の姿勢と、首と肩が前に出たスマホ使用時の姿勢の肺機能を測定。被験者は33歳で喫煙歴がなく、スポーツ経験者。普通の姿勢では肺年齢は18歳未満だったが、スマホ使用時の姿勢の肺年齢は41歳だった。

 この結果から、大谷院長は「現代人はスマホに夢中になり『スマホ巻き肩』になって肺年齢を上げてしまっている。いい呼吸ができないと全身の血流が悪くなり、肩凝り・首凝りの原因となることもある」と指摘。もし、これらの症状を感じたら、スマホをいったん置き、姿勢を正してストレッチをする。同時に、磁気治療器などを使って血流の滞りを改善し、呼吸と姿勢を意識した生活を心掛けるようアドバイスしている。