看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う

「がんになったってセックスしたい」は当たり前の感情

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 手術後は、体力の低下、傷による体勢の制限、ボディーイメージの変化(例えば、乳がんであれば乳房の傷や変形により、自分らしさや女性らしさが損なわれているように感じてしまうこと)があるので、一般的にはさまざまな工夫が必要です。

 セックスに関する話題は個人的なものですし、非常にデリケートなので、主治医や看護師から積極的にアドバイスしづらい現状があります。しかし、それは「やってはいけません」という意味ではありません。

 不安や疑問があれば、主治医や看護師に相談してください。恥ずかしければ紙に書いて渡してもいいですよ! あなたとパートナーにとって、安心で安全で心地よい愛情表現の方法が見つかることを祈っています。

 次回は、話す機会の多い「がんとセックス」のアドバイスについて、具体的に取り上げたいと思います。

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