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外食で4割がベジタリアン食 米国で肉食離れなぜ進んだ?

 医療関係者の中には、動物性タンパク質をまったく取らない食事を批判する人も少なくありません。しかし、肥満が国民病になっているアメリカ人にとっては、極端に見えるベジタリアンやヴィーガンも、長い目で見るとバランスが取れているのかもしれません。

 この現状を反映して、ニューヨークではベジタリアンやヴィーガンの食事を出すおしゃれなレストランが続々オープン。ベジーバーガーで知られる「バイ・クロエ」(By Chloe)や、キヌア・ボウルが人気の「スイート・グリーン」(Sweet Green)などのファストカジュアル・レストラン・チェーンが“ヒップ”(流行に敏感)な若者に大人気です。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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