4割は体質や体調が原因 「口臭」は健康のバロメーター

4割は体質や体調が原因(イラスト提供=中城歯科医院)

(2)卵の腐ったような臭い
 口の中がいつもネバついていて、胃腸が悪い場合が多い。胃潰瘍や胃がんのリスクあり。

(3)スルメのような臭い
 体が乾燥しており、ドライアイ、ドライマウス、便秘、夜中に足がつるといった症状が起こりやすい。また、味が濃くないと満足できないので、生活習慣病にかかりやすい。

(4)血なまぐさいレバー臭
 血液がドロドロになっており、脳卒中、男性不妊、エコノミー症候群を引き起こすリスクがある。

(5)濡れ雑巾のような臭い
 体がむくんでいる証拠で、腎臓機能に問題あり。疲れが取れづらく、下痢などもしやすい。放っておくと重篤な腎臓疾患を引き起こす可能性も。

 他にも、糖尿病患者は「甘酸っぱい臭い」がするといい、中期から末期になって初めて出てくる。また、無理なダイエットをしている時などには、体の中の脂肪が栄養を補うために血液中に溶け出して脂肪酸になるので、「てんぷら油のような臭い」が口から漂うという。もちろん体にはよくない。

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