愉快な“病人”たち

川村ひかるさん 2つの病気をきっかけに「ABC論」を実践

病気を通して「人生観が変わった」と語る(C)日刊ゲンダイ

 一番の原因は、経営していた会社の新規事業のストレスでした。なかなか思うように進まなかったんです。結局、新規事業はいったん諦め、タレント業に専念することにしました。

 そして、自分に合う治療法探しに注力しました。相性が良かったのは、漢方の煎じ薬とはり治療とヨガ。よく眠るために、家の中を暗くして目に刺激を与えないようにしながら、靴下と腹巻きで体を温めました。頭に血が上ったら、すぐ冷やす。出先でも冷却ジェルシートを持ち歩き、すぐ応急処置。こうして日々の対処法も身につき、次第に症状が緩和しました。

 ところが一昨年の秋、突然ハンマーで殴られたような痛みに襲われたんです。MRIを撮ったら、脳動脈瘤が見つかりました。まだ2ミリ程度で大きくないから経過観察でいいということで、半年に1回、MRIでチェックしています。

 グラビアアイドル時代は、水着が制服でした。真冬でも一年中水着で常に体を冷やし、忙しかったので病院にも行かず、更年期障害を引き起こすような体に悪いことを積み上げてきた自覚はありました。でも、今回は不意打ち。初めて「死」というものを考えさせられました。

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