独白 愉快な“病人”たち

川村ひかるさん 2つの病気をきっかけに「ABC論」を実践

病気を通して「人生観が変わった」と語る(C)日刊ゲンダイ

 脳動脈瘤の一件からは、考え方がシンプルに変わっていきました。不要なものを手放し、本当に必要なものだけを身の回りに置くようになったんです。

 最近は健康のためにサプリや体にいい物を“取り入れる”ことばかりが注目されていますが、“出す(デトックス)”ことこそ大切だと気づいたのです。そんなふうに人生観が変わり始めたころ、主人とも出会いました。

 今はデトックスのために家でぬか漬けを作っています。乳酸菌はお腹の中のものを“出す”のに非常にいいんですよ。病気をきっかけに、私は「ABC論」を心掛けているんです。「A」は「当たり前のことを」、「B」は「バカにせず」、「C」は「ちゃんとやる」、です。

▽かわむら・ひかる 1979年、東京都生まれ。16歳のときにグラビアデビュー。健康管理士、JAA アロマコーディネーター、ジュニア野菜ソムリエの資格を取得。2013年に「全漬連公認漬物PR大使」に就任。今年4月に一般男性と入籍。近著に「発酵美人」(幻冬舎)がある。

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