病気リスクも減らす可能性 「遺伝子検査」の正しい使い方

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ここで気をつけなければならないのは、民間機関の遺伝子検査は、検査結果から推定される各社独自のアルゴリズムに基づく傾向、リスクについてのアドバイスであること。あくまでもその利用の仕方には明確な指針がなく、検査を受ける人に任されている点だ。

「比較的簡単にできるため、一度、遺伝子検査を受けることは一定の意義があります。ただ、現時点ではその結果に一喜一憂する必要はありません。あくまでも、その目的は病気にならないための生活習慣を確立するための動機付けと割り切ることが大切です」(石原院長)

 遺伝子によって生活習慣を変える。これがこれからの健康法なのかもしれない。

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