「一部減額撤廃は評価できますが、子供は18歳程度までは心も体も不安定です。そこまで無料減額措置をしないと十分とはいえません」(芝田教授)
実際、独自の医療費助成制度で18歳まで医療費無料を行っている千代田区は、この動きをどう見ているのだろうか。
「子供医療費無償化は、いざという時に躊躇なく医療機関にかかれるために必要な措置です。また、早期発見・早期治療が子供の命を守る仕組みであるため、国保の公費負担減額調整措置の有無とは関係なく、区民の福祉向上のため実施しております」(千代田区)
ちなみに、千代田区の減免措置額は平成26年度で550万円に上るという。
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