病院は本日も大騒ぎ

年頃の娘が荒れて…私が大学病院に勤めていなければ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 実は、私、給与の高い大学病院からいまの病院に転職したのは家庭に問題を抱えているからです。娘が年頃で、夜中に出歩くようになり、病院の夜勤をすることが難しくなったのです。

 大学病院での仕事はやりがいもあったのですが、もし、最初からいまの病院で昼間だけの勤務にしていれば、娘が荒れることもなかったのではないか、と思います。大学病院時代の私は、知らず知らず大きなプレッシャーを感じていて、それを家庭に持ち込んでいたのかもしれません。

 ただ、いまの病院にきて夜勤を免れた私ですが、「内科」の仕事は大変だと感じています。これまでは主に外来患者を担当し「耳鼻科」「眼科」などを受け持ってきました。仕事の手順、動く範囲はほぼ決まっていました。

 ところが、「内科」は扱う病気、患者さんもさまざまで、緊急性の高い患者さんもおられます。いまは常に廊下は小走り状態で、エレベーターを待つ時間が惜しく、階段を利用し上り下りは走っております。とくに一刻を争う「採血」や「輸血」の患者さんを担当する時は大変。もうすぐ40歳の声を聞く私は、「看護師は体力勝負」という言葉を身をもって感じています。

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