漢方達人をめざせ!

漢方薬を一度で大量に処方する薬局はかえた方がいい

 漢方を初めて試す時、いきなり1カ月分や2カ月分の量を出されたら、薬局をかえた方がいいかもしれません。

 漢方には、すぐに効果を発揮するものと、体質改善のためにゆっくりと効果を発揮するものがあります。

 すぐに効果を発揮するものは、たとえば前回紹介した「銀翹解毒丸」。私が扁桃腺が腫れて喉が痛くなって飲んだ時は、数分で痛みが治まりました。風邪のひき始めに飲む葛根湯も、すぐに効果を発揮します。ゾクゾクッとした時に飲めば、翌日には風邪のことをケロッと忘れているでしょう。

 一方、ゆっくり効果を発揮させて体質改善するには、「しょっちゅう下痢をするから○○○」といった処方の仕方ではなく、本人の体質や体調などを見て合うものを選んでいきます。

「ゆっくり」といっても、2週間程度で何らかの変化を感じます。2週間経っても何も感じなければ、違う薬を検討した方がいいかもしれません。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。