「グルテン過敏症なら、本人の体調を見ながらグルテンの摂取を調整する。グルテンは、摂取しなくても健康に害のないタンパク質ですから、完全フリーでも大丈夫です」
基本は、小麦、大麦、ライ麦を使った食品を減らせばいい。
グルテン過敏症の人は、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品に含まれるカゼイン過敏症でもある。分子構造が似ているからだ。カゼインの摂取も避けたほうがいい。
なお、グルテン過敏症は、摂取後すぐに激烈な症状が出ることもある小麦アレルギーとは発症のメカニズムが違う。また、血糖値の急激な上昇を避けるために行われる糖質制限とも違うので混同してはいけない。