3カ月で10キロやせるランチ術

正体は油と小麦粉 そば屋では「カレーセット」を選ばない

そば1杯で満足できるかも
そば1杯で満足できるかも(C)日刊ゲンダイ

 うどんやそば1杯では足りないかもしれないと頼んでしまう「セットメニュー」。香りにつられ、カレーセットを頼んでしまう人も多いのでは? しかし、カレーの原材料は「小麦粉」と「油」。そこに脂身たっぷりのポークやビーフが入っていたら、結果は見えていますね。

 気になるカロリーは、「炭水化物」「脂質」「タンパク質」の3つの栄養素で成り立っています。うどん・そば屋さんでは「炭水化物」をしっかり補給できるので、残りのバランスを注意するようにしましょう。

 ポイントは2つです。

①見えない油(脂)にだまされない

 パン粉が付いていないと揚げ物じゃないような気がして安心しがち。でも、それは大間違いです。先ほどのカレーや、パン粉で揚げたカツが卵でとじてあるカツ丼、そして天丼、空揚げ丼などは脂質がたっぷり。スマートな選択をするならば、これらは避けるべき。

②タンパク質をきちんと補給する

「カツ丼、天丼、空揚げ丼のカツ、エビ、鶏肉はタンパク質じゃないか!」と思うかもしれませんが、脂質たっぷりの時点でNG。

 お勧めは、鶏肉を卵でとじた「親子丼」、牛肉と玉ねぎを煮込んだ「牛丼」です。季節によっては「カキの卵とじ丼」や「豚しゃぶ丼」などもありますね。鶏肉やカキなどが入った季節の炊き込みごはんも油が少なく、少量ですが野菜を取ることができます。

 これら2つを踏まえた上で、もう一点。食べる時は「本当にその量が必要?」と自分の体に聞いてみましょう。うどん・そば1杯でも十分満足できるかも。3カ月で10キロ減を達成しようと思ったら、こういった「ちょこちょこ意識」が大切。つい頼んでしまったけど、食べている途中で満足と感じたら、残しましょう。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。