愉快な“病人”たち

声優・真山亜子さんは32歳でベーチェット病・クローン病に

真山亜子さん(C)日刊ゲンダイ

 そして27歳のとき、貧乏な劇団員生活で無理がたたったのか、突然、足首が赤く腫れて熱が出たんです。近所の皮膚科で「安静に」と言われたにもかかわらず、むちゃをしていたら、腫れた部分が破れて崩れました。病名は「壊死性筋膜炎」です。両足首の皮膚を取って、お尻の皮膚を移植しました。2カ月も入院した揚げ句、術後しばらくは足が象のように太くなり、結果的にそれが芝居から声優に転身するきっかけになりました。

 ベーチェット病やクローン病の名前が出てくるのもこのあたりからです。声優の仕事が徐々に軌道に乗り始めたころ、微熱や皮膚のぶつぶつが現れたり、目の充血がひどくなったりし始めたんです。お世話になった皮膚科では、ツベルクリンの針反応(針を刺したところが膿む)でベーチェット病と診断されました。

 その後、外科や膠原病内科も受診して、下血症状などもあったので消化器内科を受診したところクローン病が浮上。結局、どちらかには決められないまま、ステロイドの投薬が始まりました。

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