愉快な“病人”たち

声優・真山亜子さんは32歳でベーチェット病・クローン病に

真山亜子さん(C)日刊ゲンダイ

 ちょうど声優のオーディションに受かり始めたところだったので、「仕事をしながら治療したい」と希望しました。ステロイドの副作用である多幸感と食欲増進、その一方で、うつと不眠と下痢という波を繰り返しながら、限界がくるとステロイドの点滴をしてもらうような日々でした。

 そんな中、なんと35歳で結婚したのですが、その半年後に大量下血で救急搬送されました。決まっていた声優の仕事を泣く泣く諦めて2カ月の入院でした。

 話はまだまだ続きます。嫌というほど悔しい思いをしたのに、退院して調子がよくなると勝手に治ったと思い、薬が切れても病院に行かなくなりました。

 するとある日、生ガキに大当たりして再び大量下血。またも入院することになりました。病院から足が遠のいて2年が経っていました。

 入院から1週間後、激しい腹痛があって腸に穴が開いていることが発覚し、手術することになりました。その時はストーマにはならなかったのですが、その日の深夜になって足先がしびれてきたことをドクターに訴えていたら、手もしびれだし、後頭部までしびれてきた……と思ったら、もうろれつが回らなくなって、再び緊急手術。1日に2回、全身麻酔の手術をしたわけです。

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