当事者たちが明かす「医療のウラ側」

一般女性は“鬼嫁”になる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 先日、大学の後輩の若手医師が結婚しました。相手は商社に勤めていた一般女性です。旅行先で知り合い、半年でできちゃった婚だそうです。

 幸せそうな後輩には申し訳ないけど、「これで彼は貧乏医者の仲間入りだなあ」と思い、かわいそうになりました。

 ご存じの方も多いでしょうが、大学病院の勤務医は給与が安いことで有名です。大学病院は「臨床」「教育」「研究」の3本柱があり、ある意味、若手医師は「ハク付けのため、働かせてやっている」という感覚があります。ですから、30代半ばで年収が600万円前後という医師も少なくありません。

 ところが、そんな事情も知らず、「医師はお金持ちで結婚相手としては最高」なんて思っている一般女性と結婚すると、大変なことになります。

 優しく、控えめなのは最初のうちだけ。子供ができると「鬼嫁」に変身し、教育費と自身の服や交際費に湯水のようにお金を使い、夫である医師の小遣いが5万円なんて人もざらです。

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