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冬とは原因が異なる“夏の風邪” 湿度が高い時期の体調管理

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 汗をかいた後、その湿ったシャツを着続けていませんか? 湿度が高い季節はただでさえ風邪をひきやすく、体調不良を感じやすくなります。湿ったシャツを着続けることは、よりリスクを高めます。

「体温を一定に保つため、かいた汗がそれ以上に体を冷やす」といった理由だけではありません。湿度が高い時期に「外界の湿が邪となる」と私たちは考えます。

 これら「湿邪」は体の中に入り込みやすいうえ、湿ったシャツを着たままではより入りやすくなるので、結果、風邪をひくことに。しかも、頭痛がひどい、食欲が出ない、胃腸のもたれや痛みがある、下痢をするなど、「プラスアルファ」を伴うつらい風邪をひいてしまいます。冬の風邪とは、明らかに様相が違います。

 症状から「湿邪」や「湿熱邪」が原因となるケースを見て取れることもあります。たとえば、下痢で、便器に便がくっついてしまう、ネトネトした軟便になりやすいなどです。また、体が重いと感じたら、それは太ったのではなく、湿邪の影響かもしれません。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。