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朝からパンパンにむくんだ顔は“リンパマッサージ”で解消

塩分の過剰摂取もむくみの原因
塩分の過剰摂取もむくみの原因(C)日刊ゲンダイ

 秋津医院(東京・品川)の秋津壽男院長に聞きました。

「どんなに健康な人でも、朝には顔が、夕方には足が多少むくむものです。それは、顔や足のリンパが一時的に増えるからです」

 リンパは全身の血管からしみ出る液体で、リンパ管を通って老廃物を排出する役割があります。立ち仕事の時に足がむくむのは、重力によりリンパが下半身にたまるから。そのリンパが夜、横になると全身に戻ってきて、顔にも行き渡ります。そのため、寝起きの顔は昼間よりむくんでいるのです。

「特にむくみがひどくなるのは、お酒を飲み過ぎた日の翌朝。水分の過剰摂取もさることながら、塩辛いおつまみを食べ過ぎてしまうことも影響しています」

 塩分を取り過ぎると、体内の塩分濃度を一定に保つため、普段より多くの水分が体内に蓄えられます。ただでさえ水分過剰なのに、排出されにくくなるわけです。これが翌朝、顔のむくみとなって表れるのです。では、飲んだ次の日、パンパンにむくんだ顔をスッキリさせるには?

「蒸しタオルを顔に当てて温め、リンパマッサージをするとよいでしょう。顔から首に向けてリンパを流すイメージで行います」

 詳しい方法は「リンパマッサージ」で検索して調べてみましょう。

 一方、お酒を飲んでいないのに連日ひどいむくみがあるなら、心臓病や腎臓病のサインかも。早めの受診を!