その結果、週に1回以上の礼拝への参加は、全く参加しない人に比べて5倍以上の自殺リスク低下が示されました。特にカトリックの人たちは、約20倍も自殺のリスクが低いという結果になっています。
キリスト教では自殺は罪とみなされるため、対象となった参加者の多くが自殺に対してネガティブな感情を持っていたことは想像できます。礼拝へ積極的に参加する人では、その傾向がより強いということかもしれません。
しかしながら、信仰心が生きる力を肯定するというような可能性が示されていることは、とても興味深い結果だと思います。
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