「男の悩み」に効く漢方

血圧を下げたいなら「紅花」や「烏梅」

岡田医院の岡田研吉院長(C)日刊ゲンダイ

 現代人は運動不足で栄養過多。24時間、腹が減ったらワンコインで食事をとれる環境にいれば、甘い誘惑に負けてしまうのも無理はない。その結果、血液がドロドロになり、血圧の高さに悩まされることになる。

「血流を良くするためのポイントは2つあります。心臓のポンプの力を強くすることと、毛細血管の流れを良くすることです。ポンプの方は運動したり筋トレをすれば鍛えられます。ただ、それで心臓から力強く血液を送り出すことができても、毛細血管で滞るようなことがあれば、全体の血流が悪くなってしまう。毛細血管はイオンの働きで流れるため、運動しても効果はありません。イオンを活性化するには、漢方が優れているのです」(岡田研吉院長)

 運動と同時に漢方で血の巡りを良くすることが重要なのだ。

「生薬としては紅花です。表面の熱を取って体の内部を温めることで血液の流れを改善する効果があり、血行不良を改善してくれます。500ミリリットルのお茶や紅茶のペットボトルに紅花を0・2グラム入れてシャカシャカと混ぜ、水分の補給時に飲むといいですね」

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