「男の悩み」に効く漢方

「海馬補腎丸」と「補中益気湯」で疲れを取り精力アップ

漢方薬剤師で氣生薬局CEOの久保田佳代さん(提供写真)

「六味地黄丸で体全体の疲労を取り、枸杞の実と菊の花で特に目の疲れを取るのです」

 漢方では「眼精疲労=目の問題」とは捉えず、「眼精疲労=肝の働きが悪い」とみなす。

「肝は『血の蔵』といわれていて、目の中の毛細血管とも関係しています。肝の働きが悪ければ、目も疲れやすくなります」

 肝臓は、五臓六腑の考えから、腎とは“親子の関係”となり、補腎薬である六味地黄丸が適しているのだ。

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