病院は本日も大騒ぎ

現場は“戦争状態” 災害ナースは外国や空港にも派遣される

被災地に派遣される看護師は災害ナースが優先(C)日刊ゲンダイ

 1人、3泊4日程度ですが、その間、宿泊場所や食事は自分で確保します。持参する持ち物も自分の下着はもとより、懐中電灯、ハサミ、体温計、血圧計など20種類ぐらいをバッグに詰めて現地に向かいます。災害現場は“戦争状態”ですから、寝る暇もありません。

 看護師の病院外活動には、他に新型インフルエンザが発生したときなどに、羽田、成田、関空、中部などの空港に派遣されることもあります。

 また、国が在宅療法を進めていることもあって各地に「訪問看護ステーション」が目につくようになりました。在宅医療の患者さん宅を訪ね、かかりつけの病院医師の指示で看護を行うものです。

 私の友人の看護師は、「訪問看護ステーション」を経営していて、看護師資格にあきたらず専門学校に通って理学療法士や作業療法士の資格まで取得していました。ハードな病院勤務よりも、より自分らしい看護師活動を希望したのでしょうね。

2 / 2 ページ