ダイエットを科学する

「やせの大食い」は食べた物の“小腸通過時間”が短い

ギャル曽根はスリムな体型をキープしている(C)日刊ゲンダイ

 日本肥満学会では、リバウンドを避ける意味でも1カ月1キロ、3カ月で3キロ、ウエスト周囲径3センチ減らす「サンサン運動」を提唱している。

「ダイエットの目的はあくまでも健康的な体になること。肥満とともに腹腔内に脂肪がたまるハイリスク肥満症、すなわちメタボリックシンドロームは、高血圧、2型糖尿病、脂質異常症を併発しやすく動脈硬化を促進し、心疾患や脳卒中増加の主因となっています。それを防ぐ意味でも食事と運動に力を注いでいるのです」

 次回は、大分大学が大きな成果を挙げているという、行動療法の具体的なやり方を紹介しよう。

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