飲むだけで痩せる? 大人気「バターコーヒー」のお手軽度

バターは「グラスフェッド」を使用すること
バターは「グラスフェッド」を使用すること(C)日刊ゲンダイ

 朝、コーヒーにバターとココナツオイルを入れて飲む“バターコーヒー”が、新たなダイエット法として口コミで広がっている。これに最適とされる“グラスフェッド”(飼料ではなく牧草飼育の牛)と呼ばれる種類の無塩バターに人気が殺到。日本のアマゾンの売れ筋バターのランキングで、トップテンをほぼ独占する状態になっている。

 火付け役は昨年、日本語訳が出版された「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」(ダイヤモンド社)だ。著者はシリコンバレーの起業家デイヴ・アスプリー氏。

「この書籍でアスプリー氏が提案したダイエット法のひとつが、彼がチベットで飲んだバター茶をヒントに考案した“バターコーヒー”です。読者からは“おいしい”“1カ月で2キロ痩せた”といった声も寄せられ、書籍は現在までに15万5000部を売り上げる大ヒット中です」(担当編集者の三浦岳氏)

 作り方は簡単。コーヒー2杯にグラスフェッドバターとココナツオイルそれぞれ大さじ2を加えてよく混ぜるだけ。三浦氏自身、これを朝食代わりに飲んでダイエットに成功したという。

「まろやかな味わいで脂っこさは感じません。これで昼食まで空腹にならずにすみます。私の場合、昼食と夕食はいつもどおりのものを食べていましたが、3カ月のうちに5キロ痩せました。アスプリー氏によると、良質な脂肪は、むしろ脂肪を燃やしてエネルギーに変えることにつながるそうです。その良質な脂肪がグラスフェッドバター。日本では手に入りにくいのですが、ニュージーランド産のバターなどは基本的にグラスフェッド。ネット通販なら容易に入手できます」(三浦氏)

 朝食がこれだけでは物足りないというときは、目玉焼きやサラダなどを添える。パンやコメなどの糖質を取らずに良質の脂肪だけをエネルギー源にするのがポイントだとか。通販でバターさえ入手すれば、すぐに始められそうだ。

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