3カ月で10キロやせるランチ術

パスタ屋では「カルボナーラ」を選ばない

ダイエットが目標なら避けた方がいい
ダイエットが目標なら避けた方がいい(C)日刊ゲンダイ

 無理なく、楽して体重を落とすには、日頃のちょこちょこした工夫がとても大切。実は私もウエスト18センチ減のダイエット経験があり、それ以降リバウンドはしていません。その時に痛感したのは、「食べることを我慢するより、日頃の食事に注意する方が成功率が高く、やせて健康的な体を維持できる」ということです。

 さて、今回はパスタ。大きく分けて2つの「具材カテゴリー」を気にしてください。

 ひとつ目は「オイル、生クリーム、チーズ、ベーコン、ひき肉」。いずれも脂質が豊富で、どれだけの量を使っているかでカロリーは大きく左右されます。

 クリームソースよりはトマトソース、ベーコンやひき肉よりは鶏肉やシーフード。無料の粉チーズは大さじ1杯で約30キロカロリーですので、たっぷりかけないように。

 生クリーム、チーズ、ベーコンが入ったカルボナーラは、ダイエットを目標に掲げている時は避けた方がいいかもしれません。食べる時は「脂質多め、カロリー高め」と意識してください。

 ふたつ目は「野菜」です。アサリのペペロンチーノ、たらこパスタ、先に挙げたカルボナーラといった定番メニューは野菜がほぼ使われていません。野菜に含まれるビタミンやミネラルはエネルギー燃焼に欠かせないので、積極的に取りましょう。

 もし私が選ぶなら、季節の野菜が入ったパスタや具だくさんのナポリタン、きのこのスパゲティにします。どうしても“野菜なし”のパスタが食べたければ、サラダを追加してください。食物繊維が豊富な野菜を最初に取ることで、血糖値を上げにくくする効果も期待できます。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。