通算看護師歴20年を超えたミエコです。
現在、どこの病院でもそうだと思いますが、高齢の入院患者が増え、新たな問題に頭を抱えています。物忘れがひどい人、あるいは認知症の患者さんの対応です。
患者さんが入院される前、私たち看護師は病院の廊下の歩き方や売店での買い物、トイレの使用などについて詳しく説明します。ところが、物忘れがひどい患者さんや認知症の患者さんはすぐに忘れてしまう。
「歩くときは杖を使用してくださいね! 部屋を出るとき引率しますから、声をかけてください!」と何度も指示しているのに、「自分で歩ける」と思い込んでいるのでしょう、一人歩きして、廊下や階段で転倒、転落を繰り返す患者さんも少なくないのです。
杖を持って歩いている患者さんでも、転倒する人がいます。今度は一人で起き上がることができず、横になったまま、杖も拾えないケースも少なくありません。
病院は本日も大騒ぎ