当事者たちが明かす「医療のウラ側」

糖尿病患者は“正常内”でも低い血圧は危険?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 興味深いことに、06年と08年に血圧測定を行った2311人を対象に、2回の血圧測定の結果が「いずれも至適血圧群」「正常血圧・正常高値血圧群から至適血圧群に変化した群」と、「いずれも正常血圧・正常高値血圧群」とを比べると、前者の死亡リスクが有意に高かったのです。

 つまり、血糖値が高くドロドロの血液は、血圧が低く血流が緩やかになると、血管が詰まったりして死亡リスクが高くなるということなのでしょう。

 いずれにせよ、糖尿病の患者さんはあまり血圧を下げ過ぎない方がいいのかもしれません。

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