寝苦しい真夏の夜をスッキリ乗り切る

冷えたビールで疲れ加速? ダメージ軽減する正しい飲み方

ビールを飲む前にコップ1杯の水を(C)日刊ゲンダイ

 暑い夏の夜には、キンキンに冷えたビールが飲みたくなります。普段はあまり飲まない人でも、連日のように暑さが続くと、夕食時のビールが習慣になる人も多いようです。

 寝る前のアルコールで、寝つきを促しているという人もいるでしょう。

 ただ、アルコールによって夏の疲れがひどくなっているケースもあるので、その作用について知っておきましょう。

 アルコールは、体にとっては「利尿剤」で、飲めば飲むほど汗や尿によって体の水分が奪われ、脱水を促す物質です。この脱水が、体の疲れを生み出します。二日酔い症状の頭痛や胃腸の不調も、脱水によるものです。

 また、アルコールは「覚醒」と「睡眠」に交互に作用します。飲み始めは、頭が冴えて元気になり、冗舌になりますが、飲み続けていると今度は「睡眠」の段階に入り、だんだん眠くなっていきます。そして、眠ると3時間程度で再び「覚醒」の段階になるため、夜中に目覚めてしまいます。

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