3カ月で10キロやせるランチ術

ラーメン店ではシンプルメニューは選ばずトッピングを

 家系、激辛、ご当地などラーメンといっても種類はさまざま。ネットで噂のお店を見つければ行きたくなってしまいますよね。でも、「背脂ちゃっちゃっちゃ!」で食べた後は脂ギトギト、ニンニク臭プンプン。これではデキるサラリーマン失格です。

 しかし、ラーメンも選び方や食べ方次第でOKな場合も。麺は炭水化物、そしてチャーシューや煮卵などでタンパク質が補給できるので、あとは野菜を補給できればバランスが良くなります。チャーシューが1枚ちらっとのっているようなシンプルなラーメンの場合は、海苔やワカメ、コーン、メンマ、ネギ、煮卵などをトッピングするといいです。

 おすすめは、チャンポン麺や五目ラーメン。これからの季節では冷やし中華もいいでしょう。タンパク質もお野菜もたっぷり取ることができ、具材が多くなることで、ついつい噛まずにのんでしまう麺類もよく噛むことができます。栄養バランスが整えば代謝がよくなりますし、よく噛めば満腹度が増します。

 ラーメンでもうひとつ気になるのは塩分です。よく聞かれる「醤油・味噌・塩・とんこつのうち、最も塩分が少ないのはどれ?」ですが、お店によってかなり差があるので一概には言えません。

 種類で塩分の量をチェックするのではなく、どのラーメンであっても、スープを飲み干さないことが肝心。もし、ラーメンを食べ終わった後、水をごくごく飲みたくなったら、塩分取りすぎのサインです。

 肥満に高血圧が加わると、心筋梗塞、脳卒中などのリスクが増しますので、要注意。一朝一夕で決まるものではないので、「日々意識」が何より大切です。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。