「フットケア外来」といえば、糖尿病の合併症である足の潰瘍や壊疽を中心に診療している施設が多い。
当科の専門外来の場合は、足のスキントラブル全般を対象にしており、足にできた病気を治す(保険診療)だけでなく、足の皮膚を健康な状態に近づけるケア(自由診療)も並行して行う。同外来を担当する高山かおる主任部長が言う。
「主に対象としているのは、爪の変形、タコ・ウオノメ、糖尿病性足病変、関節リウマチの患者さんの足のトラブルなどです。しかし、これらは病名が付いて治療しても、日常のケアがきちんとされていないと再発してしまいます。その部分をフットケアの専門技術を習得した看護師と連携して補っているのです」
たとえば、爪の両端が足の皮膚に食い込んで痛い「陥入爪」。炎症や傷があれば医師が治療するが、原因は爪の切り方なので、こじれていなければ看護師のケアと指導で治ることがあるという。
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