手術不能の肺がんに新薬登場 今後の治療はどう変わる?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「免疫チェックポイント阻害薬は効く人には非常に効くが、効かない人には効かない。すぐに薬の効果が出ないと危険な状態になる患者には、免疫チェックポイント阻害薬の使用がためらわれる場合もあります。ドセタキセルや新薬は、免疫チェックポイント阻害薬よりも副作用の出現の様相がある程度予測でき、管理しやすい点も大きいです」

■非小細胞肺がんとは

 肺がんは組織型で「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」に分類される。さらに、非小細胞肺がんは「扁平上皮がん」「腺がん」「大細胞がん」に分かれる。文中の「扁平上皮がん以外=非扁平上皮がん」は、腺がんと大細胞がんのこと。

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