3カ月で10キロやせるランチ術

ポテトを除けばファストフードはダイエットの敵ではない

 ダイエットで大切なのは、「努力はするけど、無理はしない」こと。食べたいものを我慢する日々は長続きしません。結果、リバウンドを招きます。ハイカロリーな食品やジャンクフードも、もし好きなら、うまく付き合う方法を知るべきです。

 さて、今回はダイエットの敵と思われがちなファストフードについて。実はこれ、食のバランスを整えやすい食品のひとつなのです。炭水化物(バンズ)、タンパク質・脂質(パテ=ハンバーグ)と、一つでエネルギー源をバッチリ取れるからで、忙しいサラリーマンにもってこいです。

 何度も申し上げてきたように、ダイエット中は代謝を上げる「黄金のバランス」を意識することが必要。炭水化物、タンパク質、脂質はすでにそろっていますから、足りないのはビタミン、ミネラルです。これらが豊富な野菜を追加しましょう。

 フライドポテトやオニオンリングは、残念ながらNG。ポテトは炭水化物ですし、どちらも油をたくさん吸い込んでいるのが問題です。スイートコーンも原料が穀物なので外してください。

 サイドメニューのサラダをいただくか、ハンバーガーはテークアウトし、コンビニでサラダを買うか。理想を言えばサラダを2パックくらいは追加してほしいですが、現実には難しいので1パックで良しとしましょう。

 ただし、ドレッシングは余分な油脂の摂取になりかねないので、なしかノンオイルのものにしてください。ハンバーガーはガブリと頬張らず、よく噛んで食べます。当然ながら、ドリンクはノンシュガーのものを選びましょう。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。