年々、最高気温が更新され、日本の夏は、どんどん過熱しています。こうなると、これまでの熱帯夜対策は通用しなくなってきます。
そこで参考にしたいのが、日本よりさらに高温多湿環境の東南アジアです。
まずは、「体温の放熱」の工夫です。眠るためには、体の内部の温度である深部体温が急激に下がることが必要です。そのために、体は汗をかいて放熱しようとします。眠る前に汗をかくことが促進されれば、体はより放熱しやすくなります。
そこで、夕食に熱く辛いものを食べてみましょう。暑いからといって冷たいものばかり食べていては、深部体温は下がる一方。起きているときに深部体温が下がれば、それだけ深部体温の勾配が緩くなり、いざ眠るときには下がりにくくなってしまいます。
夕食に熱く辛いものを食べれば、深部体温は一気に上昇します。夕食時には深部体温は眠る準備のために下がり始めているので、このタイミングで上昇すると、その反動によって食べてから1時間後に急激に下がります。これでぐっすり深く眠ることができます。
寝苦しい真夏の夜をスッキリ乗り切る