次に、食生活の乱れが問題。暑いからとさっぱりした麺類中心の偏った食事になれば、代謝が下がる。代謝が下がれば胃腸の働きが悪くなる。
実は、風邪薬を飲むとデメリットの方が大きいことを示す調査結果もある。
京都大学が行った解熱鎮痛剤「ロキソニン」に関する研究結果では、ロキソニンを服用した人はすべての症状が消えるまで8.9日間要し、そうでなかった人は8.4日間要した。
解熱鎮痛剤は多くの風邪薬に含まれている。胃炎や薬剤乱用性頭痛などの副作用があるので、治りが早くならないのであれば、飲まない方がいい。
■咳喘息、COPDだったケースも
そして、もうひとつ注意したいのが、「長引く咳」だ。くしゃみや鼻水などは治まったのに咳だけが残り、2週間以上続いている――。この場合、風邪をきっかけに別の疾患を発症している可能性がある。