1000人調査で行動様式判明 まだ間に合う“夏太り”解消法

夏は基礎代謝が一年の中で最も低い(C)日刊ゲンダイ

 横浜創英短期大学名誉教授の則岡孝子氏(管理栄養士)は、「いずれも、まさに夏太りを招く食生活」と指摘する。

■“冷食”が基礎代謝を下げる

 夏は気温が体温に近くなり、冬と違って体温維持に力を使わないため、基礎代謝が一年の中で最も低くなる。だから、これまで通りに暮らしているだけでも太りやすい。

 さらに夏太り経験者は、「太るポイント」が追加されているのが問題。具体的には、①糖質中心の食生活②冷たい麺類、アイスクリーム、ビールなどの冷えたものを頻繁に取る③朝食抜き④運動不足──だ。

「糖質を過剰に取ると、血糖値が急激に上がって、ホルモンの一種であるインスリンが多く分泌されます。本来は糖をエネルギーに換えるインスリンですが、糖の摂取が多いため余剰分がインスリンによって脂肪に変わり、太りやすくなるのです」(則岡氏)

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