旅行や出張で飛行機に乗る方も多いと思いますが、「飛行機こそ最も細菌が多い乗り物」と、米ドレクセル大学医学部付属病院が発表。“身を守る方法”が話題になっています。
機内で一番身近で不潔な場所は、座席に付いているポケットの中。持ち物や飲み物をポンと入れるのに便利ですが、鼻をかんだ後のティッシュや使用済みの紙おむつ、切ったツメなどをゴミ箱代わりに捨てている乗客も多いそうで、できるだけ利用しないことを勧めています。
そしてもう一つ気をつけたい場所は、トレー(テーブル)。フライト前後の掃除でもトレーを拭くことはなく、あらゆる雑菌が付着している可能性が高いそうです。食事の前には、お手拭きで手を拭いたら、同時にトレーもきれいに拭くようにと呼びかけています。
続いて、トイレ。すべてのバクテリアの生息地になっています。身を守るには、水道の蛇口など、すべてのものになるべく直接触れないようにする。触れる時は、ペーパータオルなどを使う。便器内に付着した細菌が飛び散るのを防ぐため、必ずフタをしてから流す。そして、席に戻ったら抗菌性のワイプか除菌ローションで手を拭くことを勧めています。
さらには、枕やビニールに入っていない毛布も要注意です。使い回している可能性が高く、使わない方が無難だとか。
意外な“落とし穴”も指摘されています。まず、映画などを見るときに使うタッチスクリーン。できれば自分でiPadや本などを持ち込む。もし使う場合は、触れたすぐ後に顔などを絶対に触らない。また、機内誌、特に古くなったものは菌が付着している可能性大だそうです。
飛行機は、一度乗ったら数時間は降りられないだけに、賢く身を守りたいものです。
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