「1~2分安静にした後に背筋を伸ばし、上腕で測ってください。腕は一度左右で測って高い方で測るようにしましょう。そうすれば、高血圧を見逃すことは少なくなります。ちなみに、左右差が20mmHg以上あれば、低い方の血管の動脈硬化が進んでいる可能性があります」
腕は強く伸ばしたりせず、上腕の位置を心臓と同じ高さに置く。測定する場所が心臓より低いと血圧は高めに、高いと低めに出る。
「手の指や手首で測るタイプはコンピューターによって計測部位による誤差を修正します。ただ、メーカーによりその修正の度合いが違ううえ、動脈硬化が進むと正しい値が出しにくくなります」
起床後の測定は排尿後に行う。トイレを我慢すると血圧が高く出る恐れがある。むろん、服薬・食事前に行う。夜は入浴、食事に関係なく、寝る前に測るだけでいい。