こうした数々の報告から、尿酸値が一定以上高ければ、無症状であっても積極的に尿酸値を下げる治療を行うべきだという流れも出てきています。現在は、男性も女性も尿酸値が「7」を超えたらリスクが高くなるとされていますが、女性はもともと男性より尿酸値が「2」ぐらい低いため、「5」を超えたら注意が必要です。女性の場合、男性に比べて尿酸値が高いと心血管疾患になりやすいという研究もあるので、気をつけましょう。
尿酸値も心血管疾患も、リスクを下げるには生活習慣を改善することが重要ですが、それが難しい人は、早めに尿酸を下げる治療を検討したほうがいいかもしれません。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」