ダイエットを科学する

デスクワーク中心で肥満ならアジやホウレンソウをとる

動かずお腹いっぱい食べる人には鮭もいい(C)日刊ゲンダイ

 前回は早稲田大学スポーツ科学学術院の川上泰雄教授と、同大重点領域研究機構持続型 食・農・バイオ研究所の田中史子管理栄養士に、ダイエットに効果的な「運動法」を聞いた。今回は「食事法」だ。
必須アミノ酸を積極的に取る 

 まずは、ダイエットになぜ食事法が重要なのかを理解するために、体の仕組みを知る必要がある。

「基礎代謝が高ければ、同じ食事を摂取しても太りにくいし、脂肪も燃焼されてダイエットにつながります。では、基礎代謝を上げるにはどうするのか。骨格筋を大きくすることです」(川上教授)

■必須アミノ酸を積極的に

 人は「骨格」と「骨格筋」、そして「皮下脂肪」から成る。基礎代謝を上げるには骨格筋を大きくする必要があり、それに合った運動をしなければいけない。上手に筋肉をつけるには、生活様式や仕事、体質により食事メニューを微妙に変える必要がある。前出の管理栄養士・田中氏が言う。

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