愉快な“病人”たち

医師・僧侶の田中雅博さんは娘が強制した検査ですい臓発覚

田中雅博さん(C)日刊ゲンダイ

 帰りがけに大好きなラーメンでも食べて帰ろうと思います。

 いつ歩けなくなる、食べられなくなるとも限らない状況なので、1カ月先の予定はお約束していません。そのうち、黄だんが出て判断ができなくなるか、痛みが出るかして、終焉に向かうと思います。痛みが出たら、自分で、この薬を使ってほしいとか、麻酔科医の妻に頼むかもしれませんね。

 その時が来るまで、少しでも多く、「いのちのケア」について伝えていきたいと思います。

▽たなか・まさひろ 1946年、栃木県生まれ。国立がんセンター内分泌治療研究室長・内科医兼務を経て、83年、実家の西明寺住職に。90年に境内に普門院診療所を創設し、内科医・僧侶として患者と向き合う。近著に「軽やかに余命を生きる」(KADOKAWA)。田中氏が顧問を務める日本臨床宗教師会「東北大学実践宗教学寄附講座」では寄付を募っている。寄付金は税金控除。(問)東北大学大学院文学研究科([電話]022・795・3831)。

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