夏バテ胃腸は秋口に立て直せ

過敏性腸症候群には注目の「低FODMAP食」が効果的

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 高FODMAP食を避けるには、乳糖、果糖、フルクタン、ガラクタンなどのオリゴ糖類を含む小麦、タマネギ、レンズ豆を控えてください。高乳糖食のヨーグルトや牛乳、高果糖食のハチミツ、リンゴやモモなどの果物の摂取量も減らしたほうがいいでしょう。

 低FODMAP食を3週間続けると、8割の人が症状の改善を実感するという報告があります。

3 / 3 ページ

江田証

江田証

1971年、栃木県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科卒。日本消化器病学会奨励賞受賞。日本消化器内視鏡学会専門医。日本ヘリコバクター学会認定ピロリ菌感染認定医。ピロリ菌感染胃粘膜において、胃がん発生に重要な役割を果たしているCDX2遺伝子が発現していることを世界で初めて米国消化器病学会で発表した。著書多数。