つまり、メラトニンをしっかり分泌させて質の高い睡眠をとることは、胃腸に良い影響を及ぼします。反対に、メラトニンの低下=睡眠不足は、胃腸障害の原因になるのです。夏場の熱帯夜で睡眠障害を起こしてメラトニンの分泌リズムが崩れていると、秋になっても不調を引きずるケースもあります。早いうちに対処して快眠を取り戻し、胃腸を立て直しましょう。
メラトニンを増やすには、まず、朝起きたらカーテンを開け、光を目に入れてください。メラトニンは、光が網膜に当たってから15時間後に分泌が始まります。
夜は部屋の明かりを暗くして、ブルーライトを出すパソコンやスマホは控えましょう。ブルーライトはメラトニンの分泌を低下させます。就寝前にスマホやタブレット端末で電子書籍を読んでいる人は、暗くなって増えてきたメラトニンを自分で減らしてしまっているのです。秋の夜長の読書は、紙の本に限ります。
夏バテ胃腸は秋口に立て直せ