献立にすると「豆腐ハンバーグ、温野菜、トマトと玉ねぎのサラダ、サヤインゲンとツナの炒め物、ご飯」といった品々になる。奥村氏が提示する分量に従い、実際に作って食べたが、記者(42歳・女性)にはやや多い程度に感じる量だった。
ただし、調理法や食べ方によっては同じ献立でもカロリーが跳ね上がる。この落とし穴にはまらないようにするには「カロリー密度」をチェックするとよい。
カロリー密度とは食品1グラム当たりのカロリーのこと。同じお好み焼きでも、イカ玉は465キロカロリー、マヨネーズをかけた豚玉は757キロカロリー。イカと豚バラ肉、マヨネーズしか違いはないのに大きな差が出るのだ。これらのカロリー密度は、イカ玉1.28キロカロリー/グラム、豚玉1.97キロカロリー/グラム。イカ玉は1枚丸ごと食べられるのに、同カロリー分を食べるなら、豚玉は4割ほど残さなければならない。当然、満足度・満腹度が高いのは、イカ玉だろう。