しかも、昼間はその患者さんの関係者と称するコワモテのお兄さんやお姉さんたちが生花を持って切れ目なく訪れます。見舞いといいながら、焼き肉やお寿司を持ち込み、廊下に漏れるほどの大声で宴会を始める始末。他の入院患者さんから苦情の声があがったので、看護師が恐る恐る注意すると、「オレは吸っても飲んでもいない。見舞客が悪いんだ。イチャモンつけるな」と、お酒で顔をほてらせながら大声で言い訳したそうです。
さらに、入院してきたその患者さんは夜になるとほぼ毎晩のように病院を抜け出し、どこかでお酒を飲み、鼻歌で帰ってくることが続いたといいます。
病気が改善したのかどうかはわかりませんが、この患者さんは入院2カ月ほどで退院していったそうです。その際、看護師はもちろん、医師や事務スタッフたちも皆、ホッとしたのは言うまでもありません。
ちなみに、テレビや映画ではこういうメチャクチャな人の周りにはしっかりした人がついていて、「ご迷惑をおかけしました」と言って、病院のスタッフにプレゼントするシーンなんかが出てきますが、一切そんなことはなかったそうです。
病院は本日も大騒ぎ