夏バテ胃腸は秋口に立て直せ

ストレスを書き出せば薬はいらない

(C)日刊ゲンダイ

 ストレスの言語化の後は、身の回りの出来事の良い面に着目して、自分の物事の捉え方や行動パターンをポジティブに変えていきます。これを「認知行動療法」と呼んでいます。

 夜、寝る前に今日1日に起こった良かった出来事を3つ見つけ、それを紙に書き出して感謝する。この習慣を続けると幸福度が高まり、夏場のストレスによって疲れ切った胃腸の調子は大きく改善します。ぜひ、試してみてください。

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江田証

江田証

1971年、栃木県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科卒。日本消化器病学会奨励賞受賞。日本消化器内視鏡学会専門医。日本ヘリコバクター学会認定ピロリ菌感染認定医。ピロリ菌感染胃粘膜において、胃がん発生に重要な役割を果たしているCDX2遺伝子が発現していることを世界で初めて米国消化器病学会で発表した。著書多数。