身近な薬の落とし穴

鼻炎薬には規制対象の成分が含まれているものも

 その後、法律が改正され、プソイドエフェドリンをはじめ「乱用等のおそれのある医薬品」は厳しく規制されるようになりました。購入できる個数が制限されているだけでなく、大量または頻回購入希望者は、購入理由を言わなければなりません。さらに、購入者に不審な点がある場合、氏名、連絡先、特徴などが警察に情報提供されます。

 アメリカやオーストラリアなどの諸外国でも、覚醒剤の密造問題が騒がれた時期があります。現在では規制が進んでおり、密造事件は激減していますが、身近な薬の中には、“危険な物質”が含まれているものがあるのです。

 薬は、使い方によって敵にも味方にもなります。適切に使用するためには、必ず医師や薬剤師に相談してください。

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中尾隆明

1985年、愛媛県生まれ。愛媛県立南宇和高等学校を経て岡山大学薬学部を卒業。2008年からこやま薬局(岡山県)で管理薬剤師を務め、現在は企画運営部主任として各店舗のマネジメントを行っている。8月に著書「看護の現場ですぐに役立つ くすりの基本」(秀和システム)を発売。