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デンタルフロスは歯周病予防にならない?

 そもそもいつからデンタルフロスが普及したのか? この興味深い記事を出したのはタイム誌です。当初は絹糸だったデンタルフロスが発明されたのは、19世紀初め。その100年後にはすでに米国人の日常になっていたといいます。

 そして1979年以降は、連邦政府の食事指針に掲載。ちなみにここに載るためには、はっきりした科学的根拠が証明されていることが法律で定められていると、AP通信は伝えています。

 米国人の間には戸惑いが広がっていますが、これに対し米国歯科医師会などの団体は「やめるのはまだ早い」と呼びかけています。

「調査結果がないだけで『効果なし』と決めつけるのも間違っている。正しいフロッシングで歯の間の食べ物のゴミや歯垢を取り除き清潔に保つことが、口の健康につながることは、経験値から見ても明確」

 こう、フロス不要論に対して異論を唱えています。

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シェリー めぐみ

横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。